【ポーカー用語】CBet(コンティニュエーションベット)とは?頻度・サイズ・判断基準を解説

ポーカー(テキサスホールデム)において、CBet(コンティニュエーションベット)はフロップ以降の最も基本的な戦術です。

この記事では、CBetの意味・適切な頻度とサイズ・打つべき状況と控えるべき状況を、わかりやすく解説します。

CBet(コンティニュエーションベット)とは?

CBetとは、プリフロップでレイズ(オープンレイズ3ベット)した人が、フロップで続けてベットするアクションのことです。

「コンティニュエーション(continuation)」は「継続」という意味で、プリフロップの攻撃をフロップでも継続するベットだから「コンティニュエーションベット」と呼ばれます。略してCBet(シーベット)と表記されます。

CBetの具体例

K♦7♥2♠
backback
SB
CHECK
9♠8♠
BB
FOLD
backback
UTG
FOLD
backback
UTG+1
FOLD
backback
MP
FOLD
backback
HJ
BET 3BB
A♥Q♥
CO
FOLD
backback
BTN

プリフロップでCOが A♥A♥Q♥Q♥オープンレイズし、BBがコール。フロップは K♦K♦7♥7♥2♠2♠ 。BBがチェックした後、COがベット(3BB)。このCOのベットがCBetです。

COはフロップでKをヒットしていませんが、プリフロップのアグレッサー(レイズした側)として、フロップでもベットを続けることで主導権を維持しています。

CBetの目的

1. バリューを取る

フロップで自分のハンドがヒットした場合、ベットすることで相手から利益を得ます。

  • 例:A♠A♠K♥K♥ でフロップに K♠K♠7♦7♦3♣3♣ → トップペアトップキッカー。ベットして相手のセカンドペアやドローからバリューを取る

2. 相手をフォールドさせる

フロップでヒットしなくても、ベットすることで相手のミスドハンド(何もヒットしなかったハンド)をフォールドさせます。

  • 例:A♥A♥Q♥Q♥ でフロップに K♦K♦7♥7♥2♠2♠ → ヒットしていないが、相手もKを持っていない可能性が高く、ベットで降ろせる

3. 情報を得る

ベットに対する相手の反応(フォールド・コール・レイズ)から、相手のハンドの強さを推測できます。

CBetのサイズ

CBetのサイズは、フロップのテクスチャ(ボードの状況)やポットサイズに応じて決めます。

サイズ ポットに対する割合 使う場面
小さめ 25〜33% ドライボード(連続性が低い)。レンジ全体でベットしたいとき
標準 50〜66% 一般的なボード。バリューとブラフのバランスが取りやすい
大きめ 75〜100% ウェットボード(ドローが多い)。相手にオッズを与えたくないとき

ボードテクスチャとサイズの関係

  • ドライボード(例:K♠K♠7♦7♦2♣2♣):カードの連続性が低く、ドローが少ないボード。小さいCBetでも十分効果がある
  • ウェットボード(例:J♥J♥10♥10♥8♠8♠):ストレートやフラッシュのドローが多いボード。大きめのCBetで相手にオッズを与えないようにする

CBetを打つべき状況

1. ドライなボード

A♠A♠7♦7♦2♣2♣ のようなドライボードでは、プリフロップのレイザーのレンジが有利なことが多いです。高い頻度でCBetを打ちましょう。

2. ハイカードがボードにある

K♦K♦8♥8♥3♠3♠ のようにK以上のハイカードがあるフロップは、プリフロップのアグレッサーのレンジに有利です。レイザーの方がA・K・Qを多く持っているため、CBetが効果的です。

3. 相手が1人(ヘッズアップ)

相手が1人であれば、フォールドさせる確率が高くなります。マルチウェイ(3人以上)に比べてCBetの成功率が格段に上がります。

4. インポジション

自分がインポジション(後からアクション)の場合、チェックされた後にベットする判断ができるため、CBetの効率が良くなります。

CBetを控えるべき状況

1. ウェットなボードでマルチウェイ

9♥9♥8♥8♥7♠7♠ のようなウェットボードで3人以上が参加している場合、誰かがヒットしている可能性が高いため、CBetは控えめにしましょう。

2. 相手のレンジが有利なボード

8♦8♦7♦7♦6♠6♠ のようなミドル・ローカードが連続したボードは、コールした側(ディフェンダー)のレンジに有利です。無理にCBetを打つ必要はありません。

3. 相手がチェックレイズを多用するプレイヤー

チェックレイズの頻度が高い相手に対しては、CBetのブラフが裏目に出やすくなります。バリューのあるハンドに絞ってベットしましょう。

ポジションとCBetの関係

状況 CBet頻度の目安 理由
IP(インポジション) 高め(60〜70%) 後からアクションできるため、ターン以降もコントロールしやすい
OOP(アウトオブポジション) やや控えめ(40〜55%) 先にアクションするため、チェックレイズのリスクがある

インポジションでは、チェックされた後にベットする選択肢があるため、幅広いレンジでCBetを打てます。アウトオブポジションでは、相手がコールした場合にターン以降が難しくなるため、やや頻度を下げるのが一般的です。

CBet vs チェック:判断のポイント

CBetを打つか、チェックするかの判断は以下のポイントで考えましょう。

  • 自分のハンドの強さ:強いハンド → バリューCBet。弱いハンド → ブラフCBetまたはチェック
  • ボードテクスチャ:ドライ → CBet有利。ウェット → チェック寄り
  • 相手の人数:1人 → CBet有利。複数人 → チェック寄り
  • ポジション:IP → CBet有利。OOP → チェック寄り
  • 相手の傾向フォールドが多い相手 → CBet有利。コールが多い相手 → バリュー寄り

よくある間違い

  • 毎回CBetを打つ:フロップの状況を問わず100%CBetを打つと、ウェットボードやマルチウェイで大きな損失を生みます。状況に応じてチェックも使い分けましょう
  • サイズが一定すぎる:ドライボードでもウェットボードでも同じサイズのCBetを打つと、効率が悪くなります。ボードに合わせてサイズを調整しましょう
  • ターン以降のプランがない:CBetを打ったものの、コールされたらどうするか考えていないパターン。CBetを打つ前に、ターン・リバーまでのプランを持つことが大切です
  • ブラフCBetばかり打つ:バリューのないCBetばかりだと、コールされるたびにチップを失います。バリューとブラフのバランスを意識しましょう

まとめ

CBet(コンティニュエーションベット)は、プリフロップの攻撃をフロップでも継続する基本戦術です。毎回打つのではなく、ボードテクスチャ・ポジション・相手の人数を考慮して、適切な頻度とサイズで打つことが重要です。

「フロップでヒットしなかったからチェック」ではなく、「このボードなら相手のレンジに対して有利だからベット」と考えられるようになれば、あなたのフロップ戦略は大きく向上します。

関連用語