ポーカー(テキサスホールデム)において、リンプインは初心者がやりがちな「基本的に避けるべきアクション」です。
この記事では、リンプインの意味・なぜ避けるべきなのか・例外的に使える場面を解説します。
リンプインとは?
リンプイン(Limp In)とは、プリフロップでレイズせずにBBと同額をコールして参加するアクションのことです。
つまり、オープンレイズではなく「最低額だけ出してフロップを見たい」というプレイです。
リンプインの具体例
















UTGが 7♠
6♠
を持っていて、レイズせずに1BB(ビッグブラインドと同額)だけ出して参加。これがリンプインです。
リンプインが避けるべき理由
1. 主導権を取れない
オープンレイズすると「プリフロップのアグレッサー」になり、フロップ以降でCBetを打つ権利を得ます。リンプインでは主導権がなく、相手のアクションに振り回されやすくなります。
2. ポットが膨らまない
リンプインすると、他のプレイヤーも安くフロップを見られるため、マルチウェイになりやすくなります。参加者が増えるほど、自分のハンドの勝率は下がります。
3. ブラインドからスクイーズされる
リンプインすると、後ろのプレイヤーやブラインドから大きなレイズ(スクイーズ)を受けやすくなります。レイズされると、弱いハンドではフォールドせざるを得ず、リンプに使ったチップを失います。
4. ハンドの強さがバレる
「リンプ=弱いハンド」と見なされるため、上級者に搾取されやすくなります。逆にリンプで罠を仕掛けようとしても、パターンが読まれやすいです。
「参加するならレイズ」が基本
現代ポーカーの基本原則は:
この「レイズ or フォールド」の原則を守るだけで、初心者のプレイは大幅に改善されます。
リンプインが許容される例外
基本的にリンプインは避けるべきですが、いくつかの例外的な場面があります。
1. SBからのリンプ(SBコンプリート)
SBはすでに0.5BBを支払っているため、あと0.5BBを追加してBBとヘッズアップでフロップを見る「SBコンプリート」は場合によっては許容されます。ただし、レイズの方が一般的に推奨されます。
2. リンプが多いテーブル(低レート・カジュアルゲーム)
テーブル全体がリンプ主体の場合、ポケットペアやスーテッドコネクターでリンプしてセットやストレートを狙う戦略が有効なことがあります。ただし、これはあくまで相手のレベルに合わせた搾取的戦略です。
3. オーバーリンプ
前のプレイヤーがすでにリンプインしている場合、後ろからリンプで参加する(オーバーリンプ)は、特定のハンドでは許容されることがあります。ポットオッズが良く、マルチウェイでのインプライドオッズが高いハンド(小さいポケットペア、スーテッドコネクターなど)が候補です。
リンパーがいるときの対応
前のプレイヤーがリンプインしている場合の対応です。
アイソレーションレイズ
リンパーに対して大きめのレイズ(通常のオープンレイズ+リンパー1人につき1BB追加)を打つことをアイソレーションレイズ(アイソレイズ)と言います。
- 目的:リンパーと1対1にする(アイソレート)
- メリット:弱いハンドで参加したリンパーに対して有利な状況を作れる
- サイズ:通常のオープンレイズ+リンパー1人につき1BB(例:2.5BB + 1BB = 3.5BB)
よくある間違い
- 「安く見たい」でリンプする:1BBは安く感じますが、積み重なると大きな損失です。参加する価値のあるハンドならレイズしましょう
- AAやKKでリンプする(リンプリレイズ狙い):プレミアムハンドでリンプして、相手のレイズにリレイズする「リンプリレイズ」は読まれやすく、相手が誰もレイズしないリスクもあります。素直にオープンレイズが推奨されます
- リンパーを無視してスモールレイズする:リンパーがいるのに通常サイズのオープンレイズだと、複数人にコールされやすくなります。リンパーの人数に応じてサイズを調整しましょう
まとめ
リンプインは、プリフロップでレイズせずに最低額でコールするアクションです。主導権が取れない・ポットが膨らまない・スクイーズされやすいなどのデメリットが大きく、基本的に避けるべきプレイです。「参加するならレイズ、参加しないならフォールド」の原則を守り、リンパーに対してはアイソレーションレイズで対応しましょう。