【完全解説】ポーカーのポジションとは?各席の名前・役割・有利不利を徹底解説

ポーカー(テキサスホールデム)において、ポジションはハンドの勝率やプレイの判断に大きく影響する最も重要な要素の一つです。

この記事では、各ポジションの名前・役割・メリットとデメリットをわかりやすく解説します。

ポジションとは?

ポジションとは、ポーカーテーブルにおける自分の座席の位置のことです。

テキサスホールデムでは、アクション(ベット・コール・レイズなど)の順番がポジションによって決まります。後ろのポジション(=後からアクションする席)ほど、他のプレイヤーの動きを見てから判断できるため有利とされています。

ポジション一覧(8人テーブル)

一般的な8人テーブル(8-MAX)のポジション名を、アクション順に紹介します。

1番目
backback
SB
2番目
backback
BB
3番目
backback
UTG
4番目
backback
UTG+1
5番目
backback
MP
6番目
backback
HJ
7番目
backback
CO
8番目
backback
BTN

※上のテーブル図はプリフロップでのアクション順です。フロップ以降はSBが最初にアクションします。

各ポジションの詳細解説

SB(スモールブラインド)

SBは、ディーラーボタンの左隣の席です。ゲームの開始前にポットへ強制ベット(ブラインド)を支払う必要があります。

  • 支払額:ビッグブラインドの半額(例:1/2ゲームなら1ドル)
  • プリフロップのアクション順:最後から2番目
  • フロップ以降のアクション順:最初

プリフロップでは後ろの方ですが、フロップ以降は常に先にアクションしなければならず、ポストフロップで最も不利なポジションと言われています。

BB(ビッグブラインド)

BBは、SBの左隣の席です。SBの2倍のブラインドを支払います。

  • 支払額:テーブルの最小ベット額(例:1/2ゲームなら2ドル)
  • プリフロップのアクション順:最後(レイズがなければ「チェック」でフロップへ進める)
  • フロップ以降のアクション順:SBの次(SBがフォールドした場合は最初)

プリフロップではすでにポットへ投資しているため、比較的広いレンジでディフェンスできます。ただし、フロップ以降のポジションはSB同様に不利です。

UTG(アンダー・ザ・ガン)

UTGは、プリフロップで最初にアクションするポジションです。英語で「銃口の下(Under The Gun)」という意味で、プレッシャーのかかる席であることを表しています。

  • 後ろに多くのプレイヤーが控えているため、強いハンドでのみ参加するのが基本
  • レイズした場合、まだアクションしていないプレイヤー全員にコールやリレイズの機会がある

UTGでの参加レンジは最もタイト(狭い)にするのがセオリーです。例えば、A♠A♠A♠A♠K♥K♥K♠K♠ のようなプレミアムハンドが中心になります。

UTG+1(アンダー・ザ・ガン・プラスワン)

UTG+1は、UTGの左隣の席です。UTGの次にアクションします。

UTGとほぼ同じくアーリーポジションに分類され、参加レンジはタイトに保つべきです。UTGよりもわずかに広いレンジでプレイできますが、大きな差はありません。

MP(ミドルポジション)

MPは、テーブルの中間に位置する席です。アーリーポジションよりは有利ですが、レイトポジションほどの情報アドバンテージはありません。

参加レンジはやや広げることができ、スーテッドコネクター(例:7♣7♣8♣8♣)なども状況次第で参加できます。

HJ(ハイジャック)

HJ(ハイジャック)は、COの右隣の席です。レイトポジションの入り口とされ、やや積極的なプレイが許容されます。

後ろにCOとBTNの2人しかいないため、スティール(ブラインドを奪うレイズ)の成功率も上がり始めます。

CO(カットオフ)

CO(カットオフ)は、BTNの右隣の席です。BTNに次いで2番目に有利なポジションとされています。

  • 後ろにBTNしかいないため、広いレンジでオープンレイズが可能
  • BTNがフォールドすれば、フロップ以降はインポジション(最後にアクション)でプレイできる

COからのスティールは非常に効果的で、タイトなBTN相手であれば積極的に仕掛けるべきポジションです。

BTN(ボタン/ディーラー)

BTN(ボタン)は、テーブルで最も有利なポジションです。ディーラーボタンが置かれる席で、「ディーラー」とも呼ばれます。

  • プリフロップでは最後から3番目(SB・BBの前)にアクション
  • フロップ以降は常に最後にアクションできる唯一のポジション
  • 全プレイヤーの動きを見てから判断できるため、最も情報アドバンテージがある

BTNでは最も広いレンジで参加でき、多くのハンドでオープンレイズが推奨されます。ポーカーにおいて「ポジションがある」という表現は、主にBTNのようにフロップ以降に後からアクションできる状況を指します。

ポジションの分類

8つのポジションは、大きく3つのグループに分類されます。

分類 ポジション 特徴
アーリーポジション(EP) UTG・UTG+1 最も不利。タイトなレンジで参加
ミドルポジション(MP) MP・HJ 中間。状況に応じてレンジを調整
レイトポジション(LP) CO・BTN 最も有利。広いレンジで参加可能

SBとBBはブラインドとして別カテゴリで扱われることが多いです。

なぜポジションが重要なのか?

ポジションが重要な理由は、大きく分けて3つあります。

1. 情報アドバンテージ

後ろのポジションほど、他のプレイヤーが先にアクションするため、相手のハンドの強さを推測する手がかりが増えます。たとえば、UTGがレイズして、MPが3ベットした場面でBTNにいれば、両者が強いハンドを持っている可能性が高いと判断できます。

2. ポットコントロール

最後にアクションできるポジションでは、自分が望むポットサイズにコントロールしやすくなります。強いハンドの時はベットでポットを大きく、微妙なハンドの時はチェックで安く見る、といった調整が可能です。

3. ブラフの成功率

インポジション(後からアクションする側)では、相手がチェックしたタイミングでベットすることで、効果的なブラフが可能になります。アウトオブポジション(先にアクションする側)では、相手がどう反応するかわからないまま判断を迫られるため、ブラフのリスクが高まります。

6人テーブル(6-MAX)の場合

6人テーブルでは、UTG+1とMPがなくなり、以下の6つのポジションになります。

backback
SB
backback
BB
backback
UTG
backback
HJ
backback
CO
backback
BTN

6人テーブルは8人テーブルに比べてプレイヤーが少ないため、全体的にレンジを広げる必要があります。UTGでも8人テーブルのMPと同程度のレンジでプレイすることが一般的です。

ポジションを活かすコツ

  • レイトポジションでは積極的に参加する:CO・BTNでは広いレンジでオープンレイズし、ブラインドを積極的に奪いましょう。
  • アーリーポジションではタイトに絞る:UTGやUTG+1では、プレミアムハンドや強いハンドに限定して参加するのが基本です。
  • ブラインドのディフェンスを意識する:BBではすでにポットへ投資しているため、レイトポジションからのスティールに対して適切にディフェンスすることが重要です。
  • インポジションを活かしたプレイを心がける:フロップ以降にインポジションをとれている場合は、相手の弱さを見てからベットするなど、ポジションのアドバンテージを最大限に活用しましょう。

まとめ

ポジションは、ポーカーにおいて最も基本的でありながら最も重要な概念です。同じハンドでも、BTNで持つのとUTGで持つのでは、期待値が大きく変わります。

初心者の方はまず、レイトポジションでは広く、アーリーポジションでは狭く」という原則を守ることから始めましょう。ポジションを意識するだけで、あなたのポーカーは確実にレベルアップします。

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