【ポーカー用語】タイト・ルースとは?プレイスタイルの違い・特徴・攻略法を解説

ポーカー(テキサスホールデム)において、タイトルースはプレイヤーのスタイルを表す最も基本的な分類です。

この記事では、タイトとルースの意味・それぞれの特徴・アグレッシブ/パッシブとの組み合わせ・各タイプへの攻略法を解説します。

タイトとルースとは?

タイトとルースは、プレイヤーがどれくらい多くのハンドに参加するかを表す指標です。

  • タイト(Tight):参加するハンドが少ない。強いハンドだけを選んでプレイする
  • ルース(Loose):参加するハンドが多い。幅広いハンドでプレイする

一般的に、全ハンドの20%以下で参加するプレイヤーをタイト、30%以上で参加するプレイヤーをルースと分類します。

アグレッシブとパッシブ

タイト/ルースと組み合わせて使われるもう一つの軸が、アグレッシブパッシブです。

  • アグレッシブ(Aggressive):ベット・レイズを多用する積極的なプレイ
  • パッシブ(Passive):チェック・コールが中心の消極的なプレイ

この2軸を組み合わせた4つのプレイスタイルがポーカーの基本分類です。

4つのプレイスタイル

スタイル 略称 参加頻度 アクション傾向 特徴
TAG Tight Aggressive 少ない ベット・レイズ 最も利益的とされるスタイル
LAG Loose Aggressive 多い ベット・レイズ 上級者向け。相手にプレッシャーをかける
TP Tight Passive 少ない チェック・コール 弱いスタイル。利益を逃しやすい
LP Loose Passive 多い チェック・コール 最も弱いスタイル。「コーリングステーション」

各スタイルの詳細

TAG(タイトアグレッシブ)

TAGは初心者が最初に目指すべきスタイルです。

  • 強いハンドだけを選んでプレイする
  • 参加したら積極的にベット・レイズする
  • オープンレイズの頻度:約15〜22%
  • 3ベットの頻度:適度

メリット:判断がシンプルで、大きなミスをしにくい。安定した利益が出せる。

デメリット:予測されやすい。「レイズ=強い」と読まれるとブラフが通りにくくなる。

LAG(ルースアグレッシブ)

LAGは上級者が使う攻撃的なスタイルです。

  • 幅広いハンドで参加する
  • ベット・レイズ・ブラフを多用する
  • オープンレイズの頻度:約25〜35%
  • 3ベットの頻度:高め

メリット:相手に常にプレッシャーをかけられる。ポットを多く獲得できる。読まれにくい。

デメリット:スキルが必要。判断を間違えると大きな損失に。分散(バリアンス)が大きい。

TP(タイトパッシブ)

TPは「ニット」とも呼ばれるスタイルです。

問題点:バリューを取り損ね、ブラインドだけ失っていく。このスタイルでは長期的に勝てません。

LP(ルースパッシブ)

LPは「コーリングステーション」「フィッシュ」とも呼ばれるスタイルです。

  • 多くのハンドに参加するが、ほとんどコールで済ませる
  • 自分からベット・レイズをほとんどしない
  • 「なんとなく見たい」でコールし続ける

問題点:弱いハンドでコールし続けるため、長期的に大きく負ける。ブラフが通じないが、バリューベットで簡単に搾取できる。

各タイプへの攻略法

vs TAG(タイトアグレッシブ)

  • レイズしてきたら本当に強い可能性が高い → 中途半端なハンドでは降りる
  • ブラインドスティールは成功しやすい(参加しないハンドが多い)
  • 3ベットに対して降りやすいため、適度なブラフ3ベットが有効

vs LAG(ルースアグレッシブ)

  • レイズが必ずしも強いハンドとは限らない → ブラフの割合が高い
  • 強いハンドではトラップ(スロープレイ)が有効
  • 軽いベットには降りず、適度にコールで対抗する

vs TP(タイトパッシブ)

  • ほとんどのフロップでCBetが通る(降りてくれる)
  • レイズしてきたら非常に強い → すぐに降りる
  • ブラインドを積極的にスティールする

vs LP(ルースパッシブ)

  • ブラフは打たない(コールされるため)
  • バリューベットを大きく、多く打つ
  • 強いハンドを作ったらしっかり搾取する
  • マージナルなハンドでもバリューベットが有効

自分のスタイルを見直す

自分のプレイスタイルを客観的に把握することは上達の第一歩です。

  • VPIP(Voluntarily Put $ In Pot):自発的にポットに参加した割合。タイト/ルースの目安
  • PFR(Pre-Flop Raise):プリフロップでレイズした割合。アグレッシブ/パッシブの目安
指標 TAG LAG TP LP
VPIP 15〜22% 25〜35% 10〜18% 30%以上
PFR 12〜20% 20〜30% 5〜10% 5〜15%
VPIP − PFR 小さい(3以下) 小さい(5以下) 大きい(8以上) 大きい(15以上)

VPIPとPFRの差が小さいほどアグレッシブ、大きいほどパッシブです。

よくある間違い

  • タイトすぎる:プレミアムハンドしかプレイしないと、ブラインドで削られ続けます。適度な頻度でスティールやブラフも必要です
  • ルースすぎる:弱いハンドで参加しすぎると、フロップ以降で難しい判断を強いられ、損失が増えます
  • 状況に合わせない:テーブルのメンバーに応じてスタイルを調整することが重要です。タイトなテーブルではルースに、ルースなテーブルではタイトにプレイしましょう
  • パッシブなプレイ:チェック・コールばかりのプレイは最も利益を失います。参加するなら積極的にベット・レイズしましょう

まとめ

タイト/ルースはハンド参加頻度、アグレッシブ/パッシブはアクション傾向を表します。初心者はまずTAG(タイトアグレッシブ)を目指し、経験を積んだらLAG(ルースアグレッシブ)の要素を取り入れていくのが王道の上達ルートです。

大切なのは、自分のスタイルを理解し、テーブルの状況に合わせて柔軟に調整すること。そして、パッシブなプレイからは早めに卒業しましょう。

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